その2「中学生時代」
はぎわら洋一は中学時代、スピードスケートに熱中する、快活な少年時代を過ごしてきました。スピードスケートでは群馬県強化選手に選ばれ、昭和44年、青森国体インターハイにも出場しました。ところがこの時、ちょっとした油断から関節リウマチ炎で3ヶ月間寝たきりになってしまったのです。この経験から健康であることへの感謝と病気予防への関心を保ち始めました。
はぎわら洋一の父は、戦争に行った経験からいつも、 "戦争の残酷さと、平和の大切さ"を洋一少年に諭して聞かせていました。厳格で曲がったことが大嫌いな父。厳しくも温かかった父。そんな男らしい父が大好きでした。洋一少年が15歳になったある日、父は病に倒れ、なんと48歳の若さで突然この世を他界。悲しみに暮れる暇もなく、母親は寝る間も惜しんで働き、女手一つで必死に育ててくれました。